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12球団新打線診断

広島2020年予想オーダー「タナキクリョウセイ打線」

 

ここでは各球団が構築している2020年型新打線をチェックしていこう。3月に入り、打線が固まりつつあるところから、試行錯誤を繰り返すところまで状況はさまざま。本誌が命名した看板名も含め、最も目を引くのはどのチームだろうか。
※原稿や選手の情報は3月1日現在。攻撃力は各項目5点満点でA〜C評価


 腰痛でファーム調整となっていた松山が開幕に間に合う可能性が高くなった。松山不在の間のオープン戦では、今季パワーアップして長打力を増した西川を鈴木誠の後の五番に置き、三番打者を模索する形をとっていたが、松山が復帰すれば、本来の構想通りの上位打線が出来上がる。

 今季、打線が機能するかどうかのカギは、一番打者だろう。右ヒザ手術からの復活を目指す田中広が、小園とのポジション争いを制すれば一番に入る可能性が高い。そうなると3連覇を支えた「タナ・キク」の一、二番コンビが復活、さらに「(西川)リョウマ・(鈴木)セイヤ」と続いていく上位打線はなかなかのもの。田中広が3連覇時と同様の成績が残せるかどうかがポイントになる。

 当初、三塁手での起用が予定されていた新外国人のピレラは送球に不安が出て、小園の三塁起用案が浮上。昨年不振だった田中広、松山が復活すれば、切れ目のない打線となる。

 しかも、ピレラやベテランの復活が思うに任せないときも、それほど戦力が落ちずにカバーできるのが、カープの選手層の厚さだ。會澤が打順を上げてカバーすることもできるし、安部、野間、堂林と、取って代われる戦力が控えている。ピレラやベテラン勢が思うに任せず、かつ、K.ジョンソンの先発日で石原慶がスタメンとなり、會澤が控えに回る日でも、OPTIONAL ORDER(別表)ぐらいの打線は組める。このほか、左では坂倉省吾、宇草孔基、右では長野久義高橋大樹らも、虎視眈々と出場機会をうかがう。

△は左打ち、OPSは出塁率と長打率を足し合わせた数値


【球団担当推奨ORDER】和風審美的ジグザグ打線
 日本野球の伝統的イメージに則った、審美的ジグザグオーダー。一番は俊足センター、二番は曲者セカンド、三番が左の巧打者、四番が大黒柱の右打者、五番にどっしりした左打者、六番は勝負強い……しかも左右ジグザグ。日本の野球ファンなら、美しいと思うはず。(F)
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