今年最初のカープ特集と聞きつけて、芸能界きっての鯉党であるアンガールズの2人が週べにやってきた。新型コロナウイルスを吹き飛ばすような熱いトークを展開。何があっても、カープへの愛は止まらない! 取材・構成=菅原梨恵 写真=高原由佳、BBM 
写真左から田中卓志、山根良顕
“パーフェクト”へ進化
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広島出身のお2人にとって、常に身近な存在だったカープが今年、創立70周年を迎えました。
山根 70年かあ。僕たちにとってはカープ以外は、あまりなじみがないですからね。球場にも、子どものころから通っていました。
田中 僕はね、実家が広島の市内から遠かったこともあって、子どものころは球場には年に1回行くかどうか。だから観戦するとなったら、基本的にはテレビかラジオだったなあ。ラジオだと田舎過ぎてAMが時々、ザザザーッてなるんですよ。それがもどかしかった。
山根 そういうのっていいときに限ってなるよね。
田中 そうなのよ! ホント、あれは「やめて~!」ってなる。ホームランが出そうなところでザザザーッてなって、聞き取れるようになったら点が入っていなくて、「あっ、アウトだったんだ……」って。
――子どものころのヒーローというと誰ですか。
山根 やっぱり浩二(
山本浩二)さんじゃないかな。
田中 あとは衣笠(
衣笠祥雄)さんとかね。連続試合出場を続けているときだったんで、世界で一番、試合に出続けている人がいるなんて、やっぱりカープってすごい選手がいる球団だなあって思ってた。
山根 でも、衣笠さんは三振ばっかりしてたからなあ。だから、当時の僕はまだ、衣笠さんのすごさが全然分かってなかった。「なんでこんなにずっと出すんかな」って思ってたよ。それこそ、浩二さんや、慶彦(
高橋慶彦)さん、隆造(
山崎隆造)さんとかのほうがカッコいいなあって。一、二番で、スピードもあってさ。
田中 懐かしいね。でも、当時のカープも強かったけど、今のカープも強いからね。今年はもちろんV奪回でしょ!
山根 優勝はもちろん、日本一になってほしいね。3連覇したときも、日本一が遠かったから。
田中 カープというか、ここ数年はセ・リーグが情けない感じになっているから、カープに一発、ぶち上げてもらうしかない。
山根 オープン戦、練習試合と勝率がそんなに良くなかったけど、心配いらないよね。
田中 大丈夫よ! (カープの場合)無観客はツラいの。ファンの応援で勝たせているんでね、かなり。マツダが無観客とか考えられないわけで、ハンデじゃないけど、応援があったら全然違う。特に、迫力が。
山根 オープン戦、練習試合はリリーフ、特に抑えに不安があったじゃない? もし開幕までに抑えが決まらなかった場合、秘策として、達川(
達川光男)さんが言ってたんだけど・・・
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