駒大苫小牧高のエースとして甲子園で名勝負を繰り広げた。“怪物”と呼ばれた規格外の剛腕投手は1年目から想定どおりの活躍を見せた。 取材・構成=滝川和臣 写真=BBM 
今に比べれば体もまだ細い
高卒史上4位の奪三振
「まったく満足できません。もう少し勝てたという思いもありますし、相当悔しいですね」
シーズン後のインタビューでは、不機嫌そうに振り返っていたが、2リーグ制後、高卒新人の2ケタ勝利は15人目。1999年の
松坂大輔(
西武)以来で、その前となると67年の
江夏豊(
阪神)までさかのぼる。
ただ、決して順風満帆ではなかった。3月29日、対
ソフトバンクのデビュー戦(ヤフードーム)は2回途中6失点。この時点での防御率は32.40となる。当初は大量失点のゲームもあったが、それでも幸運もあって黒星がつかぬ試合も多く、
野村克也監督から飛び出したのが・・・
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