ブレーブス、ブルーウェーブ、バファローズと愛称が変わり、ユニフォームも変貌を遂げてきた。それでも、3つの“B”を継承するチームは伝統を重んじる。 2020最新ユニフォーム紹介
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昨年からロゴマークが『Bs』から『B』に変更となり、今年もユニフォームデザインは踏襲。ただ、ソックスにゴールドの2本のラインと『B』マークが入った/後藤駿太
伝統を継承しつつ、新時代を切り拓く──。ユニフォームにも、その姿勢が表れている。ブレーブス、ブルーウェーブ、バファローズの3つのBの複数形『Bs』を使用していたイニシャルマークを昨季から阪急時代と同じ『B』に戻し、今季も継続。首元、袖先、パンツにはチームカラーの紺と金色のラインが入ったデザインは昨年と変わらない。メーンカラーも不変。紺の一種は“勝色(かちいろ)”とも称される。縁起物として古くは武将たちからも好まれた、“勝利を呼ぶ紺”をさらに強めた戦闘服だ。
そして、今季は新たにソックスにも2本のゴールドのラインと『B』マークが入った。ソックスを見せる“オールドスタイル”の着こなしの選手でしか見ることができないが、同スタイルの選手ならば、ソックスがより映える新デザインとなった。
サードユニフォームは、
オリックスとして初のストライプを採用。帽子と胸には、荒ぶる猛牛のセカンドロゴを掲出し、1930~60年代の一時期に着用した、阪急時代のユニフォームにも通じるデザインに。まさに“伝統”と“革新”を併せ持つユニフォームで、新シーズンを戦っていく。
編集部厳選28着!!歴代ユニフォームセレクション 時代とともに移り変わる“メーンカラー”
1936 
「阪急」、通称・阪急軍として創設した球団最初のユニフォーム。白を基調に紺と紅をあらしらったものに/北井正雄
マイナーチェンジを繰り返し 球団創設の1936年時は、慶大のスクールカラーでもある紅と紺を採用。
宮武三郎、
山下実ら、主力選手に慶大出身者が多かった影響と思われるが、特にビジター用の“紺”は使用し続けた。37年からホーム用のラインがオレンジに変わっても紺は不変で、ビジターの象徴に。デザインはホーム用の胸文字はホーム用が阪急の頭文字『H』で、ビジター用は『HANKYU』が主。基本はオーソドックスなものだった。
そんなデザインが一新されたのが、阪急ブレーブスとなった47年。ホーム用の胸文字が『Braves』となり、カラーもえび茶に。さらに51年から赤茶となり、58年にはアメリカン・テイストなデザインへ。これは当時、日米野球で来日したミルウォーキー・ブレーブス(現アトランタ)が胸マークや背番号に鮮やかな赤を使用していたことに触発されたのが理由。そして60年になると、さらにアメリカのブレーブスに寄った、太い赤のラケットラインが・・・
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