ここでは球団別の「エースの系譜」をたどっていく。チームを幾多の栄光に導いた者、低迷期を孤軍奮闘で支えた者……。彼らがなぜ「エース」と呼ばれたのか、あらためて考えてみたい。 ※エース選定は編集部、通算成績は他球団含む ダルビッシュ有 
在籍2005-11/NPB通算93勝38敗0S、防御率1.99
ダルビッシュの時代
源流を辿(たど)ればセネタースから始まったエースの系譜。記録もさることながら、球史に彩りを添えた記憶に残る選手が多いのも
日本ハムの特徴とも言える。チームは2004年の北海道移転を機に大躍進。パ・リーグの強豪へと一気に変貌し、現在はカブスでプレーするダルビッシュ有が新時代の幕開けを告げる旗手となった。
「最高の本格派にして、最高の変化球投手」とも呼ばれ、150キロ以上の剛速球に加え、細かく分類すれば15種類以上にも及ぶ多彩な変化球のすべてが一級品。NPB7年間の通算防御率も驚異の1.99を誇り、ここぞでの勝負強さ、マウンドでの圧倒的な支配力を含めて球団史でも間違いなく1、2位を争う絶対的エースだった。
ダルビッシュの台頭で球団のエース番号も「11」に。13年に入団した
大谷翔平がそのナンバーを受け継ぎ・・・
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