6月19日、待ち焦がれた球音がスタジアムに帰ってくる。無観客、120試合制で幕を開ける異例のシーズンは、未知の要素が多く、プレーする選手たちさえ手探り状態。しかし、誰もが経験したことのない状況は、裏を返せばどの球団にもチャンスがあると、とらえることができる。2020年をいかに戦うのか、12球団の思惑をみていこう。 ※情報は5月29日時点 【CHECK 1 過密日程を投げる先発ローテ】先発三本柱の確立が最大の武器

西村監督がセットアッパーとして期待する新助っ人・ヒギンスが、ブルペンのカギを握りそうだ
開幕投手に内定していた山岡が、引き続き大役を務めることが濃厚だ。昨季、チームで唯一シーズンを通して先発ローテを守った右腕が今季も先発の軸となる。さらに昨季、12球団唯一の防御率1点台をマークした山本に、18年のドラ1左腕・田嶋を加えた先発三本柱の形成を期す。4番手以降は今後の練習試合などで枠を争う形となりそうで、昨季の経験がある荒西、K-鈴木、榊原らが有力候補。2016年に2ケタ勝利を挙げた東明、昨年11月に腰を手術した
アルバースも復活を期しており、コマが豊富にそろうことは過密日程が予想される今季を戦う中で追い風になりそうだ。
2月に支配下登録された漆原やドラ3新人の村西は救援登板も可能かつ、長いイニングを投じられるだけに“第2先発”としての起用も。そんなブルペンのコマも豊富で・・・
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