原辰徳監督「ジャイアンツの重み」

原辰徳/はら・たつのり●1958年7月22日生まれ。神奈川県出身。右投右打。監督。東海大相模高-東海大-巨人81~95引、99~03、06~15、19~
「86周年を迎えるジャイアンツ。いろんな先輩たちからわれわれが今、つないでいる状態で、6000という数字を刻むことができたことは大変光栄なことですし、またこの『6000』という数字にジャイアンツの重みを非常に感じています。ユニフォームを着ることの喜びというものをしっかり持って、また明日からつなげていきたいです。これから未来永劫、ジャイアンツは続くでしょうが、86年の間にいろいろ貢献された方、すばらしいプレーヤーの方すべて、ご存命の方も、他界された先輩たちも喜んでくれているのではないかと思います。ただ、われわれ現場にとってはあくまでも通過点であると。われわれが1年戦う中ではまた違った大きなもの(ターゲット)があります。ただ開幕1戦目において、6000勝を勝ち取れたというのは良かったと思います」
長嶋茂雄「6000勝はまだまだ通過点」

長嶋茂雄/ながしま・しげお●1936年2月20日生まれ。千葉県出身。右投右打。内野手。佐倉一高-立大-巨人58~74引、75~80、93~01
「6000勝の中には、歓喜の1勝も、苦しみ抜いて勝ち取った1勝もありました。巨人軍の長い歴史には常にファンの方々の大声援があり、苦しいときも背中を押していただき、勇気をもらいました。新型コロナウイルスの影響で無観客での開幕になりましたが、ファンの方あってのプロ野球であり、6000勝はまだまだ通過点です。今年はリーグ連覇、そして昨年果たせなかった日本一奪回という目標に向かって邁進してください」
王貞治「常に勝利を求められる特別な球団」

王貞治/おう・さだはる●1940年5月20日生まれ。東京都出身。左投左打。内野手。早実-巨人59~80引、81~88、ダイエー・ソフトバンク95~08
「86年という長い巨人軍の歴史の中で、多くの方たちの努力が一つずつ積み重なった結果だと思います。巨人は常に勝利を求められる特別な球団です。新型コロナウイルスによって無観客試合になりましたが、野球をできることに感謝し、これからもファンに愛され、ファンの皆さんとともに歩んで行ってください」