1980年生まれの選手たちは「松坂世代」と呼ばれ、怪物右腕とともに多くの選手がプロの舞台でも活躍を見せた。同世代を代表し、森本稀哲氏に松坂大輔との秘蔵エピソードをはじめ、切磋琢磨してきた仲間たちへのエールを送ってもらった。 取材・構成=斎藤寿子 写真=BBM 
自身は帝京高3年時のときに主将として甲子園に出場。攻守走3拍子そろったプレーで聖地を沸かせた
負けたくない思いが僕の原動力に
僕が甲子園(帝京高)に出場したのは、高校3年の夏。初めて甲子園の土を踏んだときの感動は今でも忘れられないですね。「ああ……これがテレビでずっと見ていた甲子園なんだ!」って。本当にうれしかったのを覚えています。
その夏の甲子園で松坂大輔率いる横浜高がセンバツに続いて全国制覇を果たしたのは1998年。もう20年以上たった今も僕たち1980年生まれは「松坂世代」と呼ばれます。僕はその1人であることを今はラッキーだと思っているんです。だって、ずっと「“松坂世代”のあの選手は……」って話題にしてくれるじゃないですか(笑)。若いスター選手がどんどん出てくる中で、ファンの人たちの記憶に中にずっとあるってやっぱりうれしいですからね。
でも、昔は・・・
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