
183センチの長身から角度のあるボールを投げ込む。柔軟性を高めるトレーニングを消化し、ダイナミックな投球はより、力感が出てきている
左ヒジを大きく振り下ろすダイナミックな投球フォームは、高校1年の夏、テレビで見た甲子園でマウンドに立つ投手を参考にしたという。「どこの高校の投手だったかは忘れたのですが……(苦笑)。かつぎ投げ、とよく言われますが、自分は背筋が強いほうなので、問題ないです」。
出雲商高時代は、1年秋からエースを務め、キレのあるスライダーを武器とした県内では名の知れた好左腕だった。だが、3年生になると左ヒジ痛を発症。同夏は県大会1回戦で敗退し、不完全燃焼に終わった。しかし、いち早く目をつけていたのが関大・早瀬万豊監督。高野が2年生当時、対戦相手の選手を視察するために訪れた試合で目が留まった。
「球に多少のバラつきはありましたが、球種が少ないのに三振を取れるのは魅力がありました」(早瀬監督)
大学で野球を続ける意志はあったが、具体的な話はなく、関大から誘われた際には、頭の中が「?」の状態だったという。「というか・・・
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