パ・リーグ編に続いて、ここでは編集部が注目するセ・リーグの新人王候補たちを紹介。本命の戸郷の背中を追う男たちの中から抜け出すのは誰だ!? スパイダーチャートは各項目5段階評価。インパクトは新人王獲得へのここまでの印象度。成績は9月15日現在。 広島・森下暢仁 甘いマスクの負けず嫌いの塊
【対抗】現在のポジション 先発陣の柱 
明大20(1)=1年目/写真=太田裕史
離脱者が相次ぐ
広島先発陣の中で、新人・
森下暢仁が柱ともいえる働きを見せている。チーム防御率もリーグ5位の4.41と苦戦する中、その存在はひときわ輝きを放っている。
150キロ前後の直球を主体に、カットボール、カーブ、チェンジアップを交えた本格派として、プロ1年目からセ・リーグの強打者たちと渡り合っている。プロ初登板となった開幕3戦目の6月21日
DeNA戦(横浜)は7回無失点からチームが逆転負けして白星が消えたものの、2度目の登板の6月28日
中日戦(ナゴヤドーム)も8回まで無失点。9回に3点を奪われたが、136球を投げてプロ初勝利をつかんだ。8月14日
阪神戦(京セラドーム)では新人一番乗りとなる完投を完封で飾った。
ここまでチーム最多6勝をマークし、防御率は2.39。奪三振率9.42も含め、チームトップの成績が並ぶ。安定感の高さは登板11試合中、8試合でクオリティースタート(投球回6回以上、自責3以下)を達成した数字からも見てとれる。チーム内での立場や期待値の変化は、中継ぎ陣を総動員できる日曜日から、カード初戦に当たる金曜日に格上げされた登板日でも伝わる。
投球だけでなく・・・
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