特集第2章は現存の12球団の歴史の中から編集部で球団史上最強の監督を1人、忘れられぬ個性派指揮官を1人選んで紹介していく。 日本ハム・大沢啓二[1976-84、93-94]

725勝723敗99分、勝率.501 優勝1回/日本一0回
一本気の愛すべき「親分」
日本ハム初代監督の
中西太の後を受け、1976年から監督に就任したのが“親分”こと
大沢啓二。優勝争いから遠ざかり、チームに染みついていた「負け犬根性」を払拭(ふっしょく)することが、大沢の最初にして最大のテーマだった。選手には恩師・
鶴岡一人の決め文句「グラウンドにはゼニが落ちている。プロなら自分で拾え!」と事あるごとにハッパ。もちろんすぐに結果は出なかったが、選手たちを鼓舞しながら3年目の78年にAクラス入り。さらに80年には
高橋直樹─
江夏豊の大型トレードを敢行し、81年に後期V。プレーオフでもかつて自身をクビにした
ロッテを破って優勝を飾った。「昔の話で申し訳ねえが・・・
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