
自らハードルを設けて成長してきた右腕は、プロの世界でも進化を続けていく
Jr・チームでプレー相思相愛の1位指名
自分の名前が呼ばれると
高橋宏斗は小さくうなずいた。マスクに隠れて表情はうかがい知ることはできないが、意中の球団からの単独1位指名に納得の表情を浮かべていただろう。前日に
中日が1位指名を公表していたこともあり、すべてが順調に進んだ。
地元テレビ局の中継が終わり、記者が待つ会見場に姿を見せたときには、すでに「CD」のロゴが入ったブルーのマスクを装着していたのには驚かされた。
「小さいころからのあこがれが詰まった球団に指名されてうれしいです。1位指名の中で自分が選ばれて、ホッとしました」と喜びの声を語った高橋にとってドラゴンズは特別な存在だ。地元愛知で育ち、尾張旭市立三郷小6年のときにドラゴンズ・ジュニアに選抜されて「二番・ショート」を守った。幼いころからナゴヤドームに通い、落合政権時代の常勝ドラゴンズに熱狂。特に「投手としては、
川上憲伸さんの投球に夢中になりました」と力勝負で黄金期を支えたエースにあこがれを抱いた。
185センチ85キロの堂々とした体格から投げる直球に加えて、スライダー、カットボール、ツーシームなど変化球も多彩。だが、一番の魅力は・・・
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