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先発陣が崩れた中、チームを支えたのはリリーフ陣だった。クローザーの石山は防御率2点台と奮闘
投手力 PITCHING REVIEW
2020年は、規定投球回到達者ゼロに終わった。5年ぶりに2ケタ勝利を挙げた
小川泰弘は119回でわずかに1イニング足りなかったのみだが、
高津臣吾監督から大いに期待されていた
高橋奎二や
原樹理らは、満足に先発ローテーションを守れず、
イノーア、
クックといった新外国人も未勝利に終わった。
高梨裕稔や
石川雅規、
スアレスらが踏ん張った試合はあるものの、先発が早いうちに降板することが多く、リリーフに負担が集中。完投も、小川がノーヒットノーランを達成した8月15日の
DeNA戦(横浜)のみで、先発の平均投球回数は5.01回。クオリティースタート(先発が6回以上3失点以下)を達成したのは、120試合中わずか37試合だった。
イニング別失点では、初回が最多で86失点。先発に黒星がついたのは69試合中50試合と、先発陣が安定しないことで、シーズンを通して苦しい戦いが続いた。
そうした状況の中、登板過多になりがちだったリリーフ陣だったが、奮闘を見せた。
長谷川宙輝、
清水昇ら若手が一軍を完走。昨季は勝利の方程式を担った
梅野雄吾や
マクガフも健在で、
石山泰稚は防御率2.01に20セーブを挙げる安定感を見せた。中でも清水は、30ホールドポイントを挙げ、最優秀中継ぎ投手のタイトルを手にしている。
攻撃力 HITTING REVIEW
最大のトピックスは、
村上宗隆が・・・
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