2020年は新型コロナ禍でシーズン60試合という短い戦いの中、ドジャースが32年ぶりの世界一に輝いた。日本人メジャーでは、ダルビッシュ有と前田健太がサイ・ヤング賞の投票で2位に入る活躍ぶり。さて2021年、日本人選手で頂点をつかむのは誰だろうか。新たなシーズンを占っていく。 (展望は日本人メジャー・リーガー所属地区のみ、現地時間12月11日時点) 
32年ぶりの世界一となったドジャース
【ア・リーグ東地区編】レイズに主力が残りヤンキースは戦力整備へ
田中将大(ヤンキース) 
FAになった田中の去就が気になるところだ
2020年、12年ぶりにワールド・シリーズに進んだレイズ。このオフには先発のモートンがFAでブレーブスに移籍。だが強力なリリーフ陣が残る。野手ではアロザレーナが主砲に成長。チームのレベルは高い。筒香は20年打率.197と低迷。次第に出番が減った。2年目の21年は、今年の経験を生かして打力の向上に努める。
筒香嘉智(レイズ) 
メジャーの投手のパターンなどに慣れ、21年こそはレギュラーを獲得したい筒香
ヤンキースは20年、本塁打王のボイトらを中心にした打線がア・リーグ最多得点をマークした。このオフ、田中、ハップ、バクストンら先発投手陣や首位打者のレメイヒューなどがFAに。まず戦力の整備が必要だ。来夏にはセベリーノがトミー・ジョン手術から復帰する見込みだ。
ブルージェイズは20年、新型コロナ禍で国境の往来が困難なため、バッファローを臨時の本拠地にした。その中で
ゲレーロ、ビシェット、ビジオ、グリエルらの若手が経験を積んだ。来年も楽しみだ。山口は救援のみで防御率8.06と安定感を欠いたこともあり、制球力を磨いて出直したい。
レッドソックスはアストロズ時代のサイン盗みのために解任されたコーラ監督が2年ぶりに復帰。21年はトミー・ジョン手術のセール、新型コロナウイルスによる心筋炎の
ロドリゲスの両先発投手が復帰の予定だ。4年連続負け越し中のオリオールズは・・・
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