新指揮官の下、オープン戦を終えたベイスターズ。その戦いぶりから、チームの新たなアプローチ、目指すべき戦い方が見えてきた。 
“番長イズム”は浸透したか?
オープン戦の明暗
三浦大輔監督が就任にあたり掲げたテーマの一つが「得点力アップ」だった。昨季の打線は打率がリーグトップ、本塁打もトップタイにもかかわらず、得点はリーグ3位。安打は出るものの、それを得点に結びつけられなかった。三浦監督は「最も得点の可能性が高い選択をする」と強打に加えて、小技・機動力も絡めて確実に1点を奪いにいく野球を目指した。キャンプでは積極的な走塁を奨励し、選手意識改革を狙った。
しかし、オープン戦が始まるとそうした姿勢は影を潜め、新生ベイスターズの“カラー”はほとんど感じられなかった。オープン戦10試合の打率.210は12球団中11位で、ベンチワーク以前に出塁すらままならず、単調な攻撃を繰り返した。盗塁2は12球団中最下位。試合数に違いはあるが、25得点も12球団ワースト。外国人不在の影響はあるとはいえ、予想以上の貧打に不安は尽きない。
そうした攻撃陣の中で気を吐いたのが・・・
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