選手にとって、開幕はオフシーズンからの大きなターゲットだった。チームにとっても開幕戦に勝ち、さらに3連戦を勝ち越せば、間違いなく勢いが生まれるはずだ。ここからは12球団の“開幕男”たちを一挙紹介しよう。 ※年齢は2021年満年齢
G - DB(東京ドーム) カメラ:榎本郁也
S - T(神宮) カメラ:高塩隆
C - D(マツダ広島) カメラ:松村真行 戸郷翔征 #20 ピンチに強い投球
原辰徳監督に「智之(
菅野智之)を超えよう」とハッパをかけられて迎えた第2戦、先発した
戸郷翔征が見事なパフォーマンスを披露した。3回までは1人の走者も許さないパーフェクト投球。「ストレートが走っていた」と最速151キロの力のあるボールで攻め、要所ではフォークが冴えた。7回、先頭で迎えた
佐野恵太に許したソロのみが反省材料だが、その後を3人で抑えたのが成長の証し。7回1失点で今季初勝利を飾り、堂々「15勝」を宣言した。
栗林良吏 #20 プロ初登板でセーブ

広島/投手 25歳
新人クローザーの出番は、第2戦でやってきた。3点リードのセーブシチュエーション。まず
京田陽太を追い込んでフォークで二ゴロ、
木下拓哉は初球カーブで投ゴロ、
根尾昂はフォークで空振り三振と、力のあるボールで押して変化球で仕留める持ち味発揮の投球で3者凡退締め、史上5人目の新人初登板初セーブを記録した。「緊張感もありましたが、“ゼロで抑えてくるぞ”と思ってマウンドに上がりました」。頼もしい新守護神が誕生した。
根尾昂 #7 スーパーキャッチ
八番・左翼で3年目にして初の開幕スタメンを手に入れた。その第1打席で左前に安打を放ち、少しだけ開幕の緊張感が和らいだ。1点リードの9回には二死から四球を選んで追加点に貢献。確かな手応えがあるのだろう、「もっともっとできると思っています」と口にした。左翼の守備でも魅せた。2回無死一、二塁から曾澤翼の大飛球をスーパーキャッチ。まだ始まったばかりだが・・・
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