
守護神は18試合連続無失点中、扇の要は守りでは鉄壁のブロッキングを誇り、打のほうでは得点圏打率5割超えの活躍。この2人がいる限り、勝ち試合は必ずモノにできる安心感がある
開幕ダッシュに成功し、“負けない猛虎”となった。順風満帆のチームに安定感をもたらしているのが、クローザー、
スアレスの存在だ。5月16日の
巨人戦(東京ドーム)の9回、6対5の緊迫した場面でマウンドに上がった。自信みなぎる投球で最後の打者、
亀井善行を162キロの真っすぐで空振り三振。三者凡退でリーグトップの12セーブ。今季27勝のうち半分近くでスアレスが試合を締めている。
しかも18試合連続の無失点。その安定感は群を抜く。最後に点を奪われたのが4月1日の
広島戦(マツダ広島)。約1カ月半も点を奪われてないとなれば、9回までに1点でも勝っていれば、チーム全体に勝てるという強気の姿勢が出てくるというもの。16日の巨人戦同様、13日の
中日戦(甲子園)でも1点差で登板し、わずか5球で三者凡退に斬って取り、試合を終了させた。現在の防御率は0.45。マウンドに上がれば、絶対に打たれない守護神なのだ。
オフはメジャー移籍もささやかれた。昨季25セーブで自身初のセーブ王に輝いたことで、メジャーの複数球団が獲得調査を進め、
阪神の保留選手名簿から外れ、自由契約となった。そこから再契約となったが、このとき
矢野燿大監督は・・・
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