“混パ”は例年以上に熱を帯びている。オリックスがリードする覇権争いは4.5ゲーム差以内に4チームがひしめいている。ここから抜け出すためのポイントとは?ロッテOBで、野球解説者の里崎智也氏に聞いた。 
先発陣の充実とは対照的に、ブルペン陣に不安が残るオリックス。クローザーの平野[左から2人目]までどうつなぐか
先発&打線好調で首位に立つオリックス
約1カ月ぶりにペナントレースが再開されて3カードを消化しましたが、パ・リーグの勢力図は前半戦と大きく変わらない印象ですね。ただ、大きなトピックを挙げるとすれば、3位ロッテの
マーティン不在です。東京五輪の中断期間にアメリカに一時帰国して、8月10日に再来日。新型コロナウイルスの隔離期間があり、二軍戦出場を経て最短で27日復帰とも言われていますが、そうなれば11試合は不在ということになります。前半戦での21本塁打、58打点はいずれもリーグ2位でしたから、打線への影響は避けられません。これまでは中軸を打つマーティンと
レアードの一発が大きな武器でした。レアードの打順を上げることで、必然的に下位打線の厚みがなくなってしまいますから。3カードを終えて4勝4敗1分と五分で乗り切りましたが、ここが踏ん張りどころでしょう。
また、優勝争いという部分では、
日本ハムは厳しいと言えます。それこそ10連勝くらいしないと、浮上の目はありません。このチームは2016年、首位・
ソフトバンクに・・・
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