
4球団競合は実力の証し。武田啓監督[左]と喜びを分かち合う
巧みな投球術も課題はストレート
予想をはるかに上回る高評価だった。
西武、
広島、
巨人、
ヤクルトの4球団が競合し、抽選の結果、西武が交渉権を獲得。食い入るようにテレビ画面に見入っていた
隅田知一郎だが、決定直後に担当スカウトから入った電話にようやく表情が緩んだ。
「4球団から指名をもらうことは頭になかった。出来過ぎでした」
西武はドラフトの3日前に隅田の1位指名を公表。「ドラフト1位でプロに行きたい」と目標を掲げていた隅田だが、一番に獲得の意思を示してくれた球団との縁に「西武の1位指名を聞いたときは震えました。満場一致で1位指名という評価をいただいてうれしかった」と喜びがあふれた。
大学入学時は143キロだった直球は150キロに到達した。カーブ、スライダー、カットボール、スプリット、チェンジアップ、ツーシームと多彩な変化球を操り巧みな投球術で三振を奪う。大舞台にも強く、今年6月の・・・
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