
宋[中央]を筆頭として救援陣の奮闘が上位キープの原動力となった
投手力 PITCHING REVIEW
開幕前、
涌井秀章、
則本昂大、
岸孝之、
田中将大の先発4本柱はリーグ屈指の豪華さと呼ばれた。だが、フタを開けてみると思惑どおりにことは運ばなかった。まず田中将が開幕直前に右ふくらはぎを負傷して離脱。日本復帰登板は4月中旬まで待たねばならなかった。その後も岸孝之、涌井秀章が不調により登録抹消となるなど、この4人が全員そろう機会は長くなかった。
そんな中で台頭したのが2年目の
瀧中瞭太とドライチ左腕の
早川隆久だ。瀧中は特に勝負どころの後半戦で勝ち星を伸ばして10勝に到達。早川は2ケタこそならなかったが9勝で続いた。4本柱で貯金をつくったのは11勝の則本昂だけだったことから、この若手2人の躍動はチームの推進力となった。
そしてもっとも大きかったのは救援陣の働きだろう。救援防御率2.75はリーグトップと、抜群の安定感を誇った。8月下旬にクローザー・
松井裕樹が負傷離脱するも、
宋家豪、
酒居知史、
安樂智大が中心となってカバー。ほころびは見せなかった。
攻撃力 HITTING REVIEW
打線ではシーズン途中から四番に座った
島内宏明が・・・
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