大学4年間とは、取り組み次第で野球人生を変えることができる。3年間で急成長を遂げ、具体的な目標として「プロ」が見えてきた。東西最難関大学の逸材2人に加え、フォークを武器にする150キロ右腕が、最終学年への意気込みを語る。


　この冬、松岡泰希のテーマは「スピードアップ」だ。昨秋の段階で捕手ながら最速144キロを計測し、アベレージ130キロ中盤を140キロへと引き上げるため、機能的なトレーニングを重ねてきた。フィジカルを強化した上で、技術を詰める。「短いステップによる足の運び、ボールの握り替えの速さ、タメを作って、バランスの良いスローイングをする。二塁送球は球速が重要な部分であり、データとしても出ています」。

　強肩捕手・松岡が神宮で衝撃を与えたのは・・・