戦力において大きな比重を占める外国人選手。果たして今季から加入する新助っ人の実力はいかほどのものか。昨季のMLBデータをもとに投手中心に9選手をピックアップし、データ分析のスペシャリストに期待値を占ってもらった。 【パ・リーグ編はこちら】 解説=森本崚太 写真=Getty Images ※情報は2月13日時点。プロフィールは身長・体重/投打/2022年の満年齢/今季年俸。成績の[メ]はメジャー、[マ]はマイナー、[日]はNPB、[韓]は韓国、[米独]はアメリカ独立 ※ボールの変化量の図は、重力の影響のみを受けてボールが到達した地点を原点とし、回転の影響を受けてどれくらいボールが曲がったかを投手方向から見て示したもの。●が2021年MLBでの各投手のボール、○が2021年のMLB投手全体の平均 阪神・ケラー[投手] ジョンソンの再来となるか
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ケラー 193㎝86㎏/右右/29歳/年俸1億2430万円/前所属パイレーツ
2021[メ]32試合1勝1敗0S2H、防6.48 通算[メ]44試合1勝1敗1S2H、防5.83 真っすぐとカーブの2球種ですが、カーブは速くて小さな変化のパワーカーブ。空振りの大半をこのパワーカーブで奪っています。やはりストレートとパワーカーブで19年に中継ぎで大活躍した
ピアース・ジョンソン(現パドレス)にとても似たタイプ。意識して同じタイプの救援投手を獲得したのではないでしょうか。
ロベルト・スアレスの後釜として抑えも担えるかもしれません。
ケラーのボールの変化量 巨人・M.アンドリース[投手] 平均的な「MLB」投手
2021[メ]34試合2勝3敗1S3H、防5.21 通算[メ]217試合28勝37敗8S15H、防4.63 球種の多い先発型です。一番の決め球は投球割合の34パーセントを占めるチェンジアップ。横変化は少なく落差が大きい速いフォークのイメージで、右打者にも左打者にも有効になるでしょう。引き出しが多いので捕手の組み立てがポイントになります。平均的な「MLB」投手というイメージなので・・・
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