パを相手にしても勢いは止まらず、5つのカードで初戦を制すなど、安定した戦いで頂点に立った。18試合を終えて見えたものとは――。 ※情報は6月12日現在 6月11日のソフトバンク戦[PayPayドーム]で勝利し4年ぶりの交流戦優勝を決めた
投打にスキなし
強さは本物だった。ソフトバンクとの最終カードを3連勝で締め、18試合制の交流戦では歴代最多14勝、歴代最高勝率.778を記録。投打が見事にかみ合い、一度も連敗を喫することなく18試合を戦い抜いた。交流戦前はわずか1だった2位
巨人とのゲーム差は7まで開き、両リーグ最速の40勝に到達した。
歴史的躍進をもたらしたのは何と言っても1カード目、
日本ハムとの激闘を制したことが大きかった。5月24日の初戦(神宮)は、0対1の1点ビハインドから、8回に
内山壮真のプロ初本塁打で同点に追いつき延長戦に持ち込むと、10回には無死満塁のピンチに登板した
田口麗斗が火消しに成功。最後は11回に
村上宗隆がサヨナラ2ランで試合を決めた。翌日の同戦でも9回2点ビハインドから
山崎晃大朗がサヨナラ3ランで連勝。3戦目こそ延長で敗れたものの、2試合連続の劇的弾でチームは波に乗った。
その後も快進撃は止まらず、リーグ首位同士の戦いとなった
楽天戦でも打線が爆発し2勝1敗で勝ち越しに成功。本拠地・神宮6連戦となった
ロッテ戦、
西武戦では、クローザーの
マクガフが3連投を含む4セーブを挙げるなど5勝1敗。ともに交流戦優勝の可能性を残していた好調の
オリックス、ソフトバンクとの敵地での2カードに移った。
オリックス戦では5カード目で初めて初戦を落としたが、2戦目は終盤8回に村上の決勝打で1勝1敗のタイに持ち込む。3試合目はリリーフ5人をつぎ込む継投策で2対1。投手戦を制し、またも勝ち越した。
最終カードのソフトバンク戦は3連敗で優勝を逃す可能性もあったが、その心配は杞憂(きゆう)に終わった。
小川泰弘がソフトバンクのエース・
千賀滉大との投げ合いを制して初戦を取ると、2戦目は序盤に4点を奪われながら村上の満塁弾で逆転し、終盤は盤石のリリーフ陣が無失点リレー。全カード勝ち越しを決めると同時に4年ぶりの交流戦優勝を決めた。
チームスワローズの合言葉の下・・・
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