ここからはクローザーの歴史を年代ごとに振り返っていこう。セーブが公式記録となったのが1974年。投手の分業化が進むとともに、抑え投手の役割も徐々に変化していった。 佐々木主浩(90-99、04-05[大洋・横浜]) 439試合、43勝38敗252S1H851奪三振、防御率2.41
佐々木と高津が与えたインパクト
球史に残る抑え投手が次々と登場したことで、その役割はより決定的なものになっていき、これまでの火消し役、リリーフエースはチームの「守護神」となっていく。
筆頭格は大洋・横浜の佐々木主浩だ。入団2年目の1991年に抑えに抜てきされると、威力抜群のストレートと大きく落ちるフォークのコンビネーションを武器に92年にタイトルを獲得。以降、「ハマの大魔神」として9回に君臨し、「抑え」を完全に専門職としていった。圧巻は98年、連続22SP、同22セーブ、シーズン45セーブの記録ラッシュでチームの38年ぶりのリーグ優勝、日本一に貢献。すべてをやり遂げてマリナーズに移籍し・・・
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