神宮デビューは3年春という苦労人だ。大学入学以降、試行錯誤を経て、ようやくつかんだチャンス。最終学年はエースとして成果を残し、ドラフト戦線の中心に急上昇している。 取材・文=佐伯要 写真=矢野寿明 
新潟明訓高から指定校推薦で立大進学。神宮にあこがれ、神宮のマウンドで、将来の野球人生を切り開こうとしている
なぜ投げられないんだろう? 学生コーチに転向したほうが、チームに貢献できるのかもしれないな……。188センチの長身。最速153キロの
荘司康誠は大学2年の秋ごろ、悩んでいた。
東京六大学リーグにあこがれ、指定校推薦で立大に入学した。だが、その直後に右肩を痛めてしまう。夏に復帰したものの、冬に再発した。原因がよく分からなかった。焦りはあったが、腐りはしなかった。「できることは全部やろう」と、地道なトレーニングに励み、体のことについて自分で勉強するようにもなった。
もがいても前に進めない日々は2年秋まで続く。そんななか・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン