雨天、さらに新型コロナによる試合中止が相次ぎ、9、10月の戦いが超過密日程となっている。果たして、この空前のサバイバルを勝ち残り、優勝、CS進出と目標達成するのはどこになるのか? ※情報は8月28日現在 西武・過度な重圧を与えない得点力増へ五番もカギ

五番に入る打者が強打を発揮して得点力を高めたい[写真は呉]
「残り10試合、15試合らへんでしょう」と勝負どころを見据えるのは
辻発彦監督だ。若手が多いチームだけに「常にノビノビ、明るくやってほしい」と過度なプレッシャーを選手に与えないように気を配っている。失敗も成長につなげる。8月24日の
ロッテ戦(ZOZOマリン)では二番手の
隅田知一郎が7回二死一、二塁で
井上晴哉に勝ち越しの2点適時打を浴びて8敗目。チームも首位から陥落したが、
青木勇人投手コーチは「本人にも、ああいう場面は必ずあるから、そこを1点でも少なく抑えるためにマウンドで一呼吸おくと自分のピッチングができるよ、という話をしました」と前を向かせている。
選手が実力を発揮できる雰囲気づくり。加えて、9月戦線に向けてカギを握るのは打線だ。後半戦は一番・
外崎修汰、二番・
源田壮亮、三番・
森友哉、四番・
山川穂高で固定されている。得点力をより高めるためには本塁打、打点でリーグトップを走る山川のあとを打つ五番が重要だ。後半戦は
中村剛也、
栗山巧、
呉念庭らが、その座を任されてきた。ベンチが打者の状態を見極めて、最適な打者を五番に置き、強力投手陣を援護できる形をつくりたい。
ソフトバンク・“直接対決”が続く11連戦がVへの行方を左右する!
複雑化するV争い優位に進められるか 6連戦がなかった7月とは対照的に、8月以降はかなりのハードスケジュール。おまけに、離脱者続出のアクシデントに、リーグ戦は大混戦。今後も厳しい状況が続く中、チームは必死の戦いを見せる。
8月はビジター3連戦→ホーム3連戦の6連戦が3週続き、23日からは敵地6連戦+京セラドームで行われる今年最後の『鷹の祭典』という怒涛の7連戦を強いられている。すなわち、金曜日はすべてが移動ゲームだっただけでなく、月曜日は試合日の29日を除いてオール移動日。完全休養日に関しては8月中は1日もない。
とは言え・・・
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