今季は先発陣、救援陣ともにチーム防御率が過去4年に比べて大幅に良化した。なぜ、著しい進境を示しているのか。あらためて記録の視点から見ていこう。 文=永山智浩 写真=高塩隆 ※記録は8月28日現在 
特にリリーフ陣は四球が減り、投球の安定感につながっている[写真は森脇]
2018年からリーグ連覇したときのチーム打率は18年が.273、19年も.265とともにリーグトップ。総得点も2位に100点以上の差をつける数字だった。一方、防御率は18年が4.24、翌年も4.35とともに4点台でリーグ最下位。完全に打線に頼り切った優勝だった。3位だった20年も4.28、42年ぶりに最下位となった昨年は3.94と防御率は4年連続リーグ最下位。かつての投手王国は見る影もなかった。ところが今季は2.63でリーグ1位の防御率をキープして、混戦の優勝争いに加わっている。
この5年間の先発投手と救援投手の防御率は次のようになる。
先発 救援
18年 4.17 4.38
19年 4.64 3.88
20年 4.87 3.48
21年 4.16 3.59
22年・・・
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