ペナントレースも最終局面だ。優勝の行方とともに個人タイトル争いも熾烈になってきた。果たして、あのタイトルは誰の手に――。 ※記録は9月4日現在 
離脱はあったが初戴冠が見えてきた松本剛
松本剛が絶対的優位
これまでに一度しか規定打席に到達したことがないプロ11年目の松本剛が、
日本ハムとしては2007年の
稲葉篤紀(現GM)以来、もちろん自身初となる首位打者に向けて逃げ切り態勢に入ろうとしている。
今季は開幕戦でBIGBOSSから四番に抜てきされ、一、二番からクリーンアップまで打順を問わずハイペースで安打を量産してきた。チームが序盤から低迷する中で3、4月を打率.418とスタートダッシュを決めると、5月も月間打率.359で駆け抜ける。6月に入ってバットが湿り、一時は.350を割り込んだものの、7月に入って再浮上したところで思わぬアクシデント。7月19日の
オリックス戦(京セラドーム)で自打球が左ヒザを直撃し、左膝蓋骨下極骨折で離脱を余儀なくされた。
離脱は約1カ月。2位との打率の差以上に規定打席に届くかも問題となり、左ヒザの完治を待たずに8月16日の
楽天戦(札幌ドーム)で早期復帰。万全でないにもかかわらず、すぐに勝負勘を取り戻し、復帰後の打率.341で通算でも.350以上をキープしている。
残り21試合で54打席に立てば規定打席443に到達するが、その間に打率3割ペースを保つことができれば、打率はおおよそ.348となる。復帰後は・・・
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