2022年10月20日のドラフト会議が終われば、スカウト戦線は23年へと移行する。プロを志望する選手は「1年後」を見据え、練習にもさらに力が入る。来年が解禁となる高校、大学、社会人の注目プレーヤーを、一足早く掲載していく。 取材・文=岡本朋祐 写真=矢野寿明 
マウンド上では180センチの身長よりも大きく見える。世代を代表するサウスポーだ
排気量を整える体力強化
細野晴希は2度の「辞退」を経験している。2019年4月、高校日本代表一次候補選手による国際大会研修合宿(大阪市内ほか)に選出。東亜学園高・細野は春季東京大会の日程と重複したため、不参加となった。同合宿では大船渡高・
佐々木朗希(現
ロッテ)が163キロを計測し、星稜高・
奥川恭伸(現
ヤクルト)、興南高・
宮城大弥(現
オリックス)、創志学園高・
西純矢(現
阪神)ら、世代のトップ選手が集結した。
東亜学園高では甲子園の土を踏めず、東洋大へ進学。日本通運、西部ガス、社会人日本代表監督としても実績十分の杉本泰彦監督の下で、素材を開花させた。高校時代に140キロだった最速は1年秋には148キロ、2年春には150キロの大台を突破。そして、二部優勝を遂げた今春の中大との入れ替え戦では・・・
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