劇的な幕切れに沸きに沸いた。空前の大混戦となった今季のパ・リーグ。決着がついたのは、リーグの全日程最終日だった。史上初となる“最終日”での大逆転優勝で、オリックスが果たしたリーグ連覇は、いかに成し遂げたものか。単独首位に立った時間は、わずか20時間36分だったオリックスの劇的連覇は偶然か、はたまた必然か──。戦いぶりをデータでひも解いていこう。 データ提供=Japan Baseball Data 10/2 運命の最終戦は… 
最終戦終了から3分後にV決定!!
混パを招いた要因
空前の混戦となった今季のパ・リーグだが、そんな混戦を招いた大きな要因は2つある。1つが下記に掲載している貯金(順位)推移のとおり、首位を快走していた
楽天の失速だ。交流戦はあるものの、楽天の敗戦は他5球団どこかの勝利を意味するだけに、ゲーム差はみるみる縮まっていった。
もう1つの理由が、楽天の失速にも関係する新型コロナによる選手の離脱だ。
顕著に表す数字が今季の一軍試合出場人数で、支配下登録人数の上限70人のうち・・・
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