オフに入り、各球団が新しいシーズンに向けて陣容を固めつつある。ドラフト、FA、トレード、新外国人獲得、そして現役ドラフト。あらゆる手段を使って補強を進めているが、果たして思うように戦力は固まっているのか。12球団の戦力整備度をチェックしていく。
※情報は12月18日現在　※移籍人数は他球団に移籍した数、補強人数は新人を除く新加入数、新人数は育成を除くドラフトで加入した数
※戦力整備度は編集部採点で100%=補強の必要なし、90～99%=欲を言えば補強するべき、80～89%=もう少し補強するべき、70～79%=補強するべき、69%以下=絶対に補強するべき


[2022年成績]143試合、66勝75敗2分、勝率.468

2022年オフに加入した主な選手

　大きな補強もなくスタートを切った立浪ドラゴンズの1年目は6年ぶりの最下位に沈んだ。414得点と62本塁打は12球団ワースト。得点力と長打力不足の課題は解消されず、22年も貧打に苦しんだ。「打つほうは何とかします」と語っていた指揮官だったが、どうにもならなかったというのが現実だ。

　23年は何よりも打線の強化――しかしトレードで獲得したのは楽天の涌井秀章。その相手となったのが阿部寿樹だったことからファンに大きな衝撃を与えた。22年の阿部は本塁打も打点も四番ビシエドに次ぐ数字だったが・・・