新人の中で特に注目度が高いのがこの4選手だろう。数年後にはチームの大黒柱としての活躍が期待されるが、球団は1年目から即戦力として考えてもいるはずだ。ここまでのキャンプでの活躍ぶりはどうなのか。ベールを脱ぎ始めた黄金ルーキーを追う。 選手能力値は「S・A・B・C」の4段階評価。
S…球界トップクラス A…一軍クラス B…及第点 C…課題面 西武・蛭間拓哉 野球に対して一途な姿勢
【イチ押しポイント!】吉田正尚級の打撃 
蛭間拓哉[早大→ドラフト1位/外野手/23歳/177cm87kg/左投左打]
打撃 A 守備 B 走力 A ドラフト1位・蛭間拓哉の存在感は南郷キャンプでも際立っている。身長177cmと上背はないがフリー打撃では力強いスイングから打球を右翼席へ軽々と運ぶ。キャンプ前の1月下旬、ファームの本拠地・CAR3219で行ったフリー打撃を見た
山川穂高は「普通にえぐい」と驚嘆。タイプとして吉田正尚(レッドソックス)の名前を上げながら、「今年打つかは分かりませんが、今後絶対打つ」と断言したが、まさにそのとおりの打撃をキャンプでも見せている。
しかし、蛭間自身はいたって謙虚だ。「A班の中で技術も一番ありません。先輩方を見て学んで、行動に移していきたいです」と口にする。
渡辺久信GMは蛭間に関して「全力プレーが持ち味で、非常に好感が持てる素晴らしい選手」と評価していたが、野球に対して一途な姿勢が成長を促してくれるはずだ。レギュラーが定まっていない外野の一角として開幕スタメンの期待も高まるが・・・
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