やってみなければ分からない、ギャンブル要素を含む新助っ人。今季の新外国人たちの真の実力はどんなものなのか。ここでは昨季のMLBデータを基に13選手をピックアップし、データ分析のスペシャリストがその期待値を占っていく。 【セ・リーグ編】はこちら 解説=森本崚太 写真=BBM、Getty Images ※情報は2月12日時点。プロフィールは身長・体重/投打/2023年の満年齢/今季年俸。写真上の<>内はチームが期待する役割 ※ボールの変化量の図は、重力の影響のみを受けてボールが到達した地点を原点とし、回転の影響を受けてどれくらいボールが曲がったかを投手方向から見て示したもの。●が2022年MLBでの各投手のボール、○が2022年のMLB投手全体の平均 オリックス・コットン[投手] オリックスが求めるタイプの中継ぎ
<中継ぎ> 
コットン[180cm91kg/右右/31歳/年俸9000万円/前所属ジャイアンツ]
2022MLB 30試合4勝2敗0S2H、防3.56 通算MLB 82試合17勝12敗0S5H、防4.50 今回取り上げる11人の投手の中でもっともホップ成分が大きい「伸びる」フォーシームを投じます。このフォーシームとしっかり落ちるチェンジアップが投球のほとんどを占めていますが、スライダーも横曲がりが大きい上によく落ちます。四球がやや多いようですが三振やフライを狙って取れるため、ショートイニングを任せるには十分。やはり
オリックスは、強いストレートと空振りが奪える特殊球を持つ中継ぎ投手を意図的に獲得していると思います。
西武・ティノコ[投手] 高速ツーシームで押していく
<中継ぎ> 
ティノコ[193cm117kg/右右/28歳/年俸1億円/前所属レンジャーズ]
2022MLB 17試合0勝0敗0S4H、防2.18 通算MLB 48試合0勝3敗1S6H、防4.05 フォーシームはほとんど投げず、ツーシームとスライダーが投球の大半を占めます。
大谷翔平投手も取り入れているようなショートアーム、テークバックの小さいフォームで、このフォームから平均154キロという速いツーシームが来ると・・・
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