日本ではスターの仲間入りを果たした。日本人以上に日本の心を持ち、すべてに全力プレー。笑顔を絶やさない侍ジャパンの斬り込み隊長。だが、チームに帰ると少し事情が違うようだ。開幕戦でケガをして負傷者リスト入りとなったが、それでも強豪チームのメンタリティーと侍魂で前を向いている。 文=奥田秀樹 写真=Getty Images 
気迫あふれるプレーで、昨季は名門カージナルスでレギュラーを獲得した。今季もと思われたが、思わぬケガで小休止の状態だ
昨季の急成長でレギュラーへ
どんなメジャー・リーグのスターも、その座を勝ち取るまでに幾度となく壁にぶつかる。
大谷翔平だって、2020年シーズン終了時に「二刀流の実験は終わった」と酷評されたものだ。
カージナルスの
ラーズ・ヌートバーはチームのスターとなる手前まで来ている。WBCの活躍後、現地時間3月30日の開幕戦は二番・左翼でスタメン出場、1安打2四球1得点と、1点差の惜敗の中で3度出塁し「次につながることがたくさんできた」と話した。
セントルイスのファンも打席に入るたびに「Noooot!」と低音の声援を送る。8回の攻撃前には外野の大型ビジョンに侍ジャパンで躍動したハイライト映像が流れた。しかしながらその試合で6回に三塁を陥れた際に・・・
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