現在の球界で石川雅規に次ぐ年齢の左腕だ。松坂世代の一員でもある男は、世代唯一の現役として、まだまだ白星を積み重ねていく。 
昨季は自己最速の149キロをマークするなど、40歳を超えてもなお進化する[写真=湯浅芳昭]
輝きは増すばかりだ。パ・リーグ最年長、今年で42歳を迎えた
ソフトバンク・
和田毅は、今季も“定位置”からスタートを切った。12球団屈指の選手層を誇るチームの中で、ひと回り以上年の離れた選手たちと競った先発ローテーション。だが、ベテラン左腕が引けを取ることは決してない。経験を重ねてきたからこその洗練された投球術と、若い選手たちに負けずとも劣らないパワフルさで、開幕先発ローテーション入りを果たすと、6月4日現在、7試合に登板して4勝1敗。初勝利時に記録した球団最年長勝利記録を伸ばし続けるとともに、5月24日の
日本ハム戦(エスコンF)ではNPB通算2000投球回も達成した。
「年齢らしからぬ投球をしたい」
毎年・・・
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