先発陣が下降気味になった場合、中継ぎで故障者が出た場合、野手陣でも不調な選手が出た場合、それぞれ一軍で十分に活躍できるだけの戦力を阪神はファームにも持っている。岡田監督は、現有戦力をうまく使って貯金をつくり、後半戦に向けて彼らを試しながら育て、大きなチームの力へと育てようとしている。いつでも活躍の準備ができている選手たちを紹介する 成績は6月12日現在 若手打者枠
前川右京・チームNo.1のスイングスピード 
前川右京[外野手・高卒2年目]
[2023年打撃成績]8試合7安打0本塁打2打点0盗塁、打率.259
交流戦に入り一軍に昇格した。11打席目でプロ初ヒットを放ったが、その後は三番に起用されるなど、期待は大きい。それもそのはず、スイングスピードだけを見るとチームNo.1と言ってもいいほどだ。現状は交流戦限定での一軍帯同と目されているが、このまま好調を続けたら一軍定着の可能性もある。
井坪陽生・広角打法の安打製造機 二軍ではチームで2番目の45試合に出場し、一番打者で一時3割を打ち続けた。高卒1年目ながらプロの投手の速さについていけるだけの天性のタイミングの取り方をする。打撃フォームも独特ながら、ミートポイントはしっかり持っている。前川同様に、期待込みで一軍抜てきの可能性もある。
井上広大・覚醒間近、右の大砲 一時期、六番・右翼の枠を奪いかけ、お立ち台にも上がった。ただ・・・
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