
日本ハム・稲葉GMは、侍ジャパン大学代表候補選考合宿を2日間視察。参加49人の動きを、細部までチェックしていた[写真=矢野寿明]
選手の所作を確認
ウォーミングアップが始まった。侍ジャパン大学代表候補選考合宿が6月17日から3日間、バッティングパレス相石スタジアムひらつかで行われた。代表候補49人から日米大学選手権に出場する26人に絞り込む、サバイバル合宿である。
2021年10月に就任した日本ハム・
稲葉篤紀GMは、多くのNPBスカウト関係者が座るバックネット裏ではなく、一塁側内野席で見た。より選手に近く、息づかいも聞こえてきそうなほどの、絶好ポイントである。なぜ、屋根があるネット裏ではなく、暑い日差しが降り注ぐ場所まで移動してきたのか。選手たちの所作を確認するためである。自チームから離れたこうした環境でこそ“素顔”が出てくるという。野球は、人間がやるスポーツ。性格も含めた観察力、スカウティングを重要視している。日々多忙な稲葉GMにとって、貴重な機会。参加した49人の一挙手一投足を漏らすことなく、目に留めた。
シートノック中、外野手の強肩ぶりを見て、驚きの声を上げていた。
「皆、肩が良いな。俺なんて・・・
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