大谷翔平と言えど当然、タイトル獲得は簡単に成し遂げられるものではない。打撃三部門それぞれに立ちはだかる大きな壁がある。打率、本塁打、打点王争いにおける強力なライバルたちを紹介しよう。 文=村田洋輔(MLB.JP編集長) 写真=Getty Images 
大谷翔平
AVERAGE 大谷翔平は打率.302!
コリー・シーガー 打率.353※規定打席に12不足 
コリー・シーガー[レンジャーズ]
不足分を凡打として計上してもトップ ドジャース時代の2016年に新人王を受賞した好打の遊撃手。10年3億2500万ドルの超大型契約でレンジャーズに加入した昨季はキャリアハイの33本塁打を放つ一方、自己最悪の打率.245に終わったが、「守備シフト制限の恩恵を最も受ける選手」との分析もあった今季は絶好調。左ハムストリングを痛めて4月中旬から1カ月ほど戦列を離れたが、打率.353、OPS1.026の好成績で前半戦を終えた。規定打席に12不足しているものの、不足分を凡打として計上しても前半戦の打率はリーグトップ。規定打席に到達したシーズンでは16年の打率.308が自己最高だが、今季はそれを大幅に更新する可能性が高く、大谷が三冠王を狙う上で最大のライバルとして立ちはだかることになりそうだ。
吉田正尚 打率.316 メジャーの舞台でも三振の少ない強打者 侍ジャパンの四番打者として、大谷とともにワールド・ベースボール・クラシック優勝に大きく貢献した好打者。5年9000万ドルの大型契約でレッドソックスに入団し・・・
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