高校野球は来春のセンバツ甲子園へ向けた選考資料となる、秋季地区大会が各地で行われている。すでに敗退したチームは「夏一本」へ向けて汗を流す。有力球児を掲載していく。 取材・文=岡本朋祐 写真=BBM 
秋の新チームからは副主将。四番で主将の五十嵐将斗を支える立場であり、三番の役目を果たしていく
低反発バットも影響なし
高校野球では2024年シーズンから低反発の金属バットが導入される。二松学舎大付高は東京一次予選から本大会までの3週間、練習試合で低反発バットを使用してきた。二松学舎大付高・市原勝人監督は「対戦相手校さんは、すでに秋の公式戦を終えていて、(来春に向けて)低反発バットを使用されており、ウチが従来のバットを使うのは『反則だろう』と判断したんです」と、理由を明かす。低反発バットは「芯に当たらないと飛ばない。芯を外した打球はかなり失速する」という意見が一般的だ。しかし、パワーあふれる片井海斗にはまったく無縁だという。市原監督によれば、すでに低反発バットを使用した練習試合6戦で2本塁打(左越え、中越え)を記録しているという。
片井本人も「バットの芯に当たれば、何も変わらない。十分、飛距離も出る」と意に介さない様子だ・・・
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