ドライチにはなれなかったが、2位指名は球団からの高い評価の表れだ。今年はウエーバー順で中日からスタート。12人の横顔を紹介する。 文=高木遊 写真=井沢雄一郎 
安定感ある守備力に勝負強い打撃も魅力。侍ジャパン大学代表でも正捕手として活躍した
球団発表で「近未来の正捕手候補と言える逸材」と評価されるように、捕手として高い総合力を持つ。強肩と素早い身のこなしで二塁送球は最速で1秒8を記録し、投手の持ち味を生かしたインサイドワークやワンバウンドストップ能力など、どれをとっても「大学No.1捕手」と言って過言ではない。
そんな進藤だが、中学時代は強豪・糸島ボーイズで控えに甘んじていた。だが、筑陽学園高の江口祐司監督(当時)に「試合に出ていなくても我慢強く取り組んでいたその姿に、伸びしろを感じたんです」と見出されて、
長野久義(
巨人)らを輩出した強豪に入学。1年秋から正捕手になると、2年秋に九州大会を制して甲子園出場。そこでも
西舘昂汰(専大/
ヤクルト1位指名)ら投手陣を好リードし、打っても8打数4安打の活躍でチームを甲子園8強に導いた。そして夏も甲子園に出場し、学校の歴史を塗り替えた。こうした貴重な経験を重ねたことに加え、クラスの担任でもあった江口監督から人間的成長を常に求められてきた中で、技術も向上。今度は・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン