入団会見から「中3日でも投げる」と意志を示し、宣言どおり鉄腕ぶりを発揮して10勝を挙げた右腕の存在は大きかった。ただ、先発投手にはローテーションが存在する。中6日が一般的な日本球界において、右腕のもたらしたモノは、果たしてプラスかマイナスか。 
中4日5度、中5日4度と異次元の登板間隔、回数を見せたバウアー
先発投手は調整難しく
3月に電撃入団を果たした2020年のサイ・ヤング賞投手が本領を発揮し始めたのは、6月が終わりを迎えるころだった。そこから、8月30日の自身のシーズン最終登板まで中4日が5度、中5日が4度と、とにかく投げまくった。加えて、完投勝利2度、延長10回無失点(勝ち負けつかず)など内容も伴い、一気に先発陣の軸へ駆け上がっている。
ただ、中6日での登板を基本とする日本球界の先発ローテーションにおいて、その登板間隔が異質だったことは確か。本人の状態が完ぺきに近く、貢献度が非常に高かったがゆえに、注目は集まらなかったが、ほかの先発投手たちも何かしらの影響があったはず。バウアーの登板間隔が縮まり始めた6月25日から最終登板後の最初のカードが終了した9月3日までを期間として、検証していく。
まずは・・・
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