MLB史上最も移籍先で盛り上がったFAであった。アメリカ現地メディアがそう報道するほどに、大谷翔平の移籍が日本だけでなく現地でも大きな話題になっていた。そして、ウインターミーティングが終わった2日後に、大谷翔平の公式SNSで「ドジャース」に移籍することが報告された。エンゼルスから約50キロ北の位置にある、人気実力とも抜群の球団で、新たな二刀流伝説が生まれていく。 Photo=LA Dodgers 
自身のSNSでドジャースに決めたことを公表した。LAで10年間プレーをする
前日には、誤報だったがプライベートジェットでカナダ・トロントへ向かったという報道まで出た。それくらい大谷翔平の動向は、現地アメリカでも大きな話題になっていた。かつて一人の選手のFAがMLB史上でこれほど連日話題になったことはない。それだけ大谷がMLBの顔であることを意味していた。
「私(大谷翔平)は次のチームとしてドジャースを選ぶことに決めました。ドジャースファンの皆さま、私はチームにとって最善のことを常に行い、常に最善の自分になるために全力を尽くし続けることを誓います」
日本時間12月10日の午前5時過ぎ、現地時間9日、西部時間午後12時過ぎに自らの公式SNSで正式にドジャースに入ることを英文で発表した。来季からドジャーブルーのユニフォームを身にまとい、MLBファンを魅了することになる。
2日前まで行われていたウインターミーティングは、ほぼ大谷の移籍話で持ちきりであった。面談を行ったとされる球団は一切、大谷の話には触れなかった。また、大谷の代理人側からも何の情報も発しなかった。それが各記者たちの情報取り合戦に火をつけ、さまざまな憶測などがまことしやかに報道される。アメリカでのFAのしきたりとしては・・・
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