早期決断は相思相愛を表すものだ。広島からFA宣言し、交渉解禁の11月16日から6日後にオリックス入団を決めたバットマンの思いは、リーグ4連覇&日本一奪回へ向けたチーム方針と合致。“天才”と称される打者の挑戦は、柔軟にタクトを振るう中嶋聡監督とマッチするものだ。FA補強の真髄“必要だから獲る”は、“ナカジマジック”との科学反応で、補強の意味を増幅させていく。 写真=牛島寿人 
敦賀気比高の1学年先輩である吉田正尚が着けた7を継承。背番号からも期待の大きさがにじむ
自らも輝くパッチワーク
挑戦の思いは言葉の端々からにじむ。興味を示してきたパ・リーグの野球に「パワーピッチャーが多いというイメージ」と言いつつ「自分がやってきたことが、どれだけ通用するのか」と胸を高鳴らせる。類まれなバットコントロールで安打を放ってきたバットマンは、さらなる成長を期して地元・大阪の縁もあるオリックスを新天地に選んだ。
新たなチームは“天才”と称される男にとっても好材料ばかり。最大の魅力であり、武器である打撃面でも、自らの力を発揮できる環境と言える。目標に掲げる「打撃タイトルを獲る」に、
福良淳一GMも・・・
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