38年ぶりに日本一となった阪神の勢いを止めるのは!? 2年連続最下位に沈んだ中日が積極的な補強を行うなど、今季は昨季以上に各チームの戦力が拮抗している。どこが出てきてもおかしくない以上、1試合も気が抜けない! ※情報は3月16日現在 エースの青柳が、今季完全復活し先発ローテの軸として戻ってこられるようだとチームは安定した戦いができる
<連覇のシナリオ>実績のある先発2人の復調がカギ
連覇のカギは昨年不振と言われた実績のある先発2人が2ケタ勝利できるかどうか。そして、新助っ人のゲラが抑えとして機能するかどうかだ。
2年連続で開幕投手を務める
青柳晃洋。2021、22年に2冠、3冠とタイトルを獲得したエースだ。昨年は8勝6敗と2つの貯金しかつくれなかった。過去の2年間は貯金6と9という数字を残した。今オフの期間に昨年不振となった原因を突き止め今年に臨んでおり、過去2年と同じ活躍ができれば、チームに大きな勇気を与える。
西勇輝は昨季8勝5敗。彼の特徴は、1年間安定して長いイニングを投げ続け、試合をつくることにある。それが昨季は二軍落ちも経験し、18試合のみの登板に終わった。今年22試合以上で規定投球回数を投げるようだと、1年間阪神の先発陣が安定した力を出せるはずだ。
仮に昨年ブレークした
村上頌樹や
大竹耕太郎が2年目のジンクスに陥っても青柳と西の2人が安定していれば、
門別啓人をはじめ、若い先発陣候補がそのときを待っているため、一軍で力を発揮できるのだ。ベテラン2人と昨年ブレーク組の4人が総倒れとなると、さすがに厳しい。その意味でもベテラン2人が連覇へのキーマンとなる。
そしてリリーフ陣だが、クローザー候補だった
湯浅京己の調子が上がらない。そこで一番負担が掛かる抑えが鬼門となる。もちろん、
岩崎優という盤石な左腕がいるが、勤続疲労の可能性もある。そこで常時150キロ後半の真っすぐと鋭いスライダーを持つゲラが、安定した投球を8回のセットアッパーの場所で見せるようだと心強い。
岡田彰布監督もゲラの投球を絶賛。「ダブルストッパー」構想も考えているようで、そこがはまるようだと・・・
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