4連覇を目指すオリックスと小久保裕紀新監督の下、4年ぶりの優勝を目指すソフトバンク。この2チームが優勝争いの中心になるという声が多い。混パを演出するのはどのチームになるか。 【セ・リーグ編】はこちら 
2021年から3連覇中のオリックス。今年もまた中嶋聡監督の胴上げとなるのか、それとも……
分かりやすい構図 2強以下は横一線!?
【2024年予想順位分布図】 パ・リーグの優勝予想はオリックスとソフトバンクに集まり、それ以外は
西武に1人。
山本由伸(ドジャース)という大エースが抜けたものの、オリックス4連覇を予想したのは5人。この3年の安定した強さと経験に加え、山本が抜けてもなお力強い投手陣を評価する声が多い。
広島から
西川龍馬が移籍し、打線に厚みも加わった。何よりも中嶋聡監督の信念ある采配が大きな武器だ。
そのオリックスを上回る6人が優勝候補に推したソフトバンク。
山川穂高の加入で破壊力を増した強力打線に加え、選手層の厚さも他球団を圧倒している。課題は投手陣と見る向きが多いが、オリックス4連覇を阻む一番手であることは間違いない。少なくともこの2チームが優勝争いの中心となりそうだ。
残りの4球団は3位争いで評価が分かれるところだが、最も多かったのは
日本ハムで5人。
山崎福也の加入もあって投手力アップと
新庄剛志監督の野球が3年目でチームに浸透しつつあることが大きいようだ。
ロッテと西武は3~5位に予想が集中。この3チームが2強にどこまで対抗できるか。
楽天の最下位予想は8人と最多。Aクラスの予想も唯一なく、苦しいシーズンとなりそうだ。
荒木大輔「バランス十分のB FはAクラス入りか」
投打のバランスが優れたオリックスが4連覇でしょう。山本由伸、山崎福也と大きく貯金できる投手が抜けましたが、次々と若い投手が出てきており穴埋めは可能。打線も控えの選手を含めそれぞれが役割を果たしており、優勝するために何をすべきかがチーム全体に染みついていると思います。ソフトバンクはリーグ屈指の強力打線。投手陣に関してはリリーフ陣が充実しているので、若手の先発陣が奮闘してくれればというところです。
日本ハムは投手陣がそろっているのでエラーを減らすこと、攻撃では機動力を絡めて得点を増やしていけばAクラスに食い込んでくるでしょう。ロッテは
佐々木朗希が1年間をフル回転で活躍できれば上位進出は可能。得点力が課題の西武は
アギラー、
フランチー・コルデロの両外国人次第。楽天は台頭してきた選手がおらず、厳しい戦いになるのではないでしょうか。
【予想順位】 1位 オリックス
2位 ソフトバンク
3位 日本ハム
4位 ロッテ
5位 西武
6位 楽天
PROFILE 荒木大輔/あらき・だいすけ●1983~95年
ヤクルト、96年横浜。87年に10勝。引退後は西武、ヤクルト、日本ハムで投手コーチや二軍監督などを歴任。
伊原春樹「HとBがV争い 3~5位は団子」
ソフトバンクは昨年、先発陣が弱点でしたが
東浜巨、
大関友久が復活して本来の力を発揮しそうです。さらにL.
モイネロ、
大津亮介が先発転向して確実に厚みを増している。打線も・・・
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