頼もしさは昨季以上だ。勝ちパターン以外も安定感は抜群。僅差の勝負も多い中、一人ひとりが高い集中力を発揮している。 ※成績などの情報は5月19日現在 
早くもキャリアハイの登板数に迫る勢いの杉山[写真右]に、現役ドラフトで新加入した長谷川ら、昨季とは違った顔ぶれが着実に信頼を高めている
穴埋めバッチリ
課題と言われていた先発陣が防御率2点台と意外な安定感を見せているだけに、少し陰に隠れてしまっているように感じるが、実はリリーフ陣の功績も素晴らしいものがある。こちらも5月19日現在、チーム防御率はリーグトップの数字で、驚異の1.69。個人では、
ダーウィンゾン・ヘルナンデス、
長谷川威展の0.00が目を引くが、15試合以上に登板して0.49の
松本裕樹、0.57の
津森宥紀の投げっぷりも見事なものだ。
松本裕、津森、
藤井皓哉に関しては、やはり昨季までの実績がものを言っている。松本裕、藤井は勝ちパターンでの登板がその役割だが、津森はある意味“何でも屋”。タフネスぶりを発揮して、時に試合の流れをこちらに呼び込む。
昨季までもリリーフ陣は安定感のある投球を見せていた。とはいえ、今季を迎えるにあたっては、長くセットアッパーを担っていたL.
モイネロが抜け、昨季ルーキーながらチーム4位タイの46試合に登板した
大津亮介も抜けた(ともに先発に転向)。戦力としては大きなマイナスだ。だが、それを“新戦力”がカバーしている。
新戦力と言っても・・・
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