またもやマンガのようなシーンだった。現地時間9月19日のマーリンズ戦でドジャースの大谷翔平が1試合3本塁打、2盗塁を決め一気に「50本塁打&50盗塁」に到達した。MLB史上誰も見たことない景色を、われわれファンに見せてくれた。まさに前人未到の域に達した。 文責=メジャーリーグ編集部 写真=Getty Images
※成績は現地時間9月22日現在 
「50-50」を達成してスタンディングオベーションに手を振って応える大谷
写真右「数学の授業をサボって50/50の歴史を見に来ました」(訳)
パワー&スピード。このキーワードが「40-40」クラブを達成した5人のスーパースターたちの特徴だ。昨年そこに到達したロナルド・アクーニャ・ジュニアはスピード。史上最初の達成者であるホセ・カンセコや、アレックス・
ロドリゲス、そしてバリー・ボンズはパワーのイメージが先に出てくる。
この大記録をさらに超え「50-50」という領域に到達した大谷翔平は、パワー&スピードに「しなやかさ&華麗さ」という3つ目の要素が加わる。打撃にしても走塁にしても、華麗なプレーでファンを魅了する。
打撃フォームは体の柔軟性を生かし、バットをムチのごとくしならせるように振り出すことで、破格のパワーを生み出す。ボールがバットに当たったときの音は「爆発音」のようだと、ドジャースのエース、クレイトン・カーショウも舌を巻くほどだ・・・
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