東大3回戦[10月7日]で4回裏に先制アーチ[通算2号]を放つと、5回裏には右前適時打[写真]。父からの教えである「センター返し」を、神宮で実践している
熟考の末に提出を決断
神宮球場のアナウンスを聞くたびに、期待感を抱く。「四番・ファースト、清原君。慶應義塾高校、背番号3」。清原正吾の父は
西武、
巨人、
オリックスで通算525本塁打の
清原和博氏である。父は毎試合、神宮のネット裏で、祈るように長男のプレーを見守る。好きな言葉は、父から授かった「センター返し」。そして、大学で再び白球を握って以来、「両親にホームランボールを渡したい」と目標を語っていた。
かつてない挑戦だった。中学でバレーボール部、高校ではアメリカンフットボール部に在籍。小学3年から6年時までは学童野球チームでプレーしていたが「父がいろいろあって、重圧、プレッシャーもかなり大きく、野球から目を背けたくなってしまったのがあります」と、自ら白球の道を絶った。なぜ、野球を再開したのか。弟・
清原勝児さん(慶應義塾高で昨夏の甲子園で全国制覇)が中学時代・・・
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