昨春の神宮デビューは衝撃的だった。しかし、4試合目にアクシデント。想定以上の出力に、右肘が悲鳴を上げたのである。1年以上のリハビリを経て、神宮で完全復活を遂げた。 取材・文=岡本朋祐 写真=矢野寿明 早大の抑えの切り札として毎試合、ブルペン待機。限定1回から徐々にイニング数も増やしてきた。小宮山監督から全幅の信頼を得ている
次年度の最有力候補
NPB通算117勝の早大・
小宮山悟監督(元
ロッテほか)が認めるポテンシャルだ。152キロ右腕・田和廉は独特の角度から腕が出てくる。
「今年の4年生の調査にきたスカウトの方々が、来年のドラフトの話をしていくんですが、
伊藤樹(3年・仙台育英高)はもちろんのことですが、2年春の法大戦での投球を見た田和にも、興味を示してくれているんです。『肘はどうですか?』と……。次年度の最有力候補に挙がっているそうです。球の速さ。ボールの横の変化、指先一つで変化量が変わってくる。腕が出てくる場所、あのリリースの位置は希少価値が高いです」
京都府出身。中学時代に在籍した京都ベアーズ時代から・・・
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