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2024ドラフト総決算 ドラフト1位CLOSE-UP

【西武1位】齋藤大翔(金沢高/内野手)スピード感ある守備で源田の後釜として期待「(石塚裕惺には)絶対に負けたくないという気持ちで頑張りたい」

 

新しいスタートラインに立った123人の選手たち。奮い立つ第一歩だ。その中で最高評価となった選ばれしドライチ12人をクローズアップ。
取材・文・写真=小林篤

石川県の高校生でドラフト1位指名は2019年ヤクルト1位の星稜高・奥川恭伸以来。夢を与える選手になることを目指す


望外の1位指名に大きな喜びを感じて


 偽らざる本音が口からこぼれ出す。「本当に1位で呼ばれるなんて思っていなかったので」。会見場に現れた17歳にたかれた無数のカメラのフラッシュ。着席をうながされるまでのわずかの間に、直立した高校3年生は数秒ほど天井を見上げていた。突然やってきた最高評価に、冷静になるほうが難しかった。

 10月24日、17時32分。金沢高・齋藤大翔の名がドラフト会場に響き渡る。指名したのはクジ引きを2度外していた西武だ。数秒後、校舎に沸き起こる大きな歓声。同高では実に13年ぶりのドラフト指名という瞬間に、2年半ともに白球を追いかけた同期の喜びが爆発した。

「この高校を選んで、仲間と一緒に過ごしてきた時間が一番の思い出ですし、この仲間と出会えたことが、自分がプロ野球に行ける一番の要因だと思う」

 石川・金沢市出身。小学1年から野球を始め、中学時代には全国大会出場も経験。複数校からの誘いがある中・・・

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